平凡学徒備忘録

自分が思い付いたことを忘れないために書いていきます。経済学専攻の大学生。

社会

評価経済は誰を幸せにするか?~資金需要とイノベーション~

既に二回に渡ってVALUについて考えてきた。前回はVALU価格の変動と資金調達との関係について考えてみた。まだ読んでいない方は、是非読んでみて、どうぞ。 usamax2103.hatenadiary.com 今回は、評価経済が経済全体にどのようにプラスの影響をもたらすか、そ…

評価経済は誰を幸せにするか?~VALUの特徴と評価経済学~

VALUというサービスをご存じだろうか。ざっくり言えばこれは個人が資金調達に使うサービスである。各種SNS上の有名ネットユーザーや有名ブロガーが使い始めており、ネットビジネス界隈では大きく盛り上がっているようである。しかし、これに対して方々で批判…

経済学講義:市場の原則と市場の失敗

経済学とは、財、サービスがどのように、どれくらい取引されるのかについて考える学問である。そういった取引の場を市場という。この市場というものはスーパーマーケットのように具体的な場所である必要は必ずしもなく、ネットオークションのような形もとり…

話し合いでは物事は解決しない

今の日本では、何か物事を決定したり、相手に何かをさせる、やめさせるための手段として暴力を用いることは禁じられており、話し合いで解決することが最も好ましいとされている。交渉に乗らないからといって相手を殴ることや、隣の住人の騒音を止めさせるの…

社会科学の役割

このブログでも前回取り上げたが、文系学問不要論はいたるところで起きる。人々の生活を便利にする物理学や情報科学、人々の命を救う薬学、生物学、化学、医学などとは違い、文系学問には実利がない。といった具合に。 確かに、政治学を学んで政治家として大…

デマに騙されない為に~社会科学の限界~

「ネットを利用するにあたり、情報を正しく判断する能力が必要だ」と学校でも、各種メディアでも言われる。手軽に利用できるネットには正しい情報と同じくらいデマがいっぱいだ。「火傷は温めたほうが良い」なんてニセ科学は横行しているし、生活に関わるこ…

効果的な法律について~憲法ってただの紙に書かれた文章だけど...~

headlines.yahoo.co.jp 少し前に、あるLINE役員のツイートが炎上していた。ある会社が株式を募っている様子を見て、否定的なツイートをしたところ、冷笑的だとのリプライが返ってきて、ひと悶着あったところで「憲法ってただの紙に書かれた文章ですよね。。…

何故人は詐欺に引っかかってしまうのか?~限定された選択肢~

例えば、チョコケーキを買おうと近所のスーパーマーケットに行ったとき、その店ではショートケーキしか取り扱っていなかったらどうだろう。あなたがもしチョコケーキを食べたいと思っても、取り扱われていないので買うことができない。もしあなたが作り方を…

営業インターン(笑)に行ったら品川駅でぶっ倒れた話 第2回

前回の続きである。まだ未読の方はこちらから usamax2103.hatenadiary.com (続き)その日は、インターン前に知人と会っていたが、どうにも嫌なことを言われ、業務に向かう前から不機嫌であった。お前の考えてることは間違っているだの、自分を否定されるよ…

営業インターン(笑)に行ったら品川駅でぶっ倒れた話 第1回

「合縁奇縁」や「一期一会」など、人との縁にまつわる言葉はたくさんあり、大抵縁は大切にすべきであるというような意味合いが込められている。ただ、思わぬ出会いが人生を豊かにすることがあるが、逆もまた然りである。世の中には不幸になる黒い縁が至る所…

お金の奴隷解放宣言はなされるべきか?第3回 貨幣の客観性

前回は、貨幣によって価値が保蔵されない社会は、物の流通が滞り、貧困に陥る可能性について検証した。検証過程については詳しく見ていただきたい。 usamax2103.hatenadiary.com 今回は、感謝社会の持つもう一つの問題点について考えていく。 その問題点とは…

お金の奴隷解放宣言はなされるべきか?第2回 無形の返報

さて、前回の記事ではキングコング西野氏が自作の絵本を無料公開したことを受けて、正当な理由もなく商品を廉価、もしくは無料で提供することがいかなる弊害をもたらすか考えた。結論としては「不当に安い価格設定は長期的に見れば格差の固定と社会全体の貧…

お金の奴隷解放宣言はなされるべきか?第1回 廉価の貧困

お笑いコンビ、キングコングの西野さんが、元々2000円の自作の絵本を無料公開することを決めたそうで(http://lineblog.me/nishino/archives/9256089.html)、案の上twitterでは当然賛否両論の合戦状態。 そもそも何故この決断に至ったのかというと、「2000…